パプリカとピーマンってどう違うの!?

  • 2018年12月04日 | blog

当ハウスに直接買いに来られるお客様からこの質問をいただくことが多いので、

 

パプリカのピーマンとの違いについてのお話しです。

 

 

植物学上の分類について

 

 

 

パプリカは ナス科のトウガラシ属トウガラシ に分類されます。

 

 

 

 

一方のピーマンはと言うと、同じく ナス科トウガラシ属トウガラシ です。

 

 

植物学上は明確に分けられておらず、葡萄で言えば『巨峰』や『マスカット』の様に

 

品種の違いによって味や形などの特徴が異なっているという状況です。

 

(ちなみにパプリカの中にも赤・黄・オレンジ・他の色、それぞれ沢山の品種があります)

 

 

日本では一般的に、トウガラシの中で特に肉厚で辛みが無く甘い品種をパプリカと呼んでいますね。

 

(*乾燥して粉末状になった香辛料の呼び名でもあります。)

 

 

アースマインドのパプリカは果実の部屋が3~4つに分かれていて

 

いわゆる “ベル型” をしていることが多いですが、こちらはオランダで開発された品種で、

 

当社では毎年、種苗会社さんを通じてオランダから種を取り寄せて栽培しています。

 

 

 

パプリカの語源(名前の由来)と欧米での呼び方の区別

 

 

パプリカ

 

 

パプリカは、コロンブスによって南米から持ち帰られたトウガラシがンガリーで

 

品種改良され辛味が無くなった物と言われています。

 

 

パプリカ(paprika)の語源はハンガリー語で、現地では

 

パプリカ・ピーマン・トウガラシの全てをそう呼ぶそうです。

 

 

そうしてヨーロッパに広まったパプリカが更にオランダでも品種改良され、

 

日本へ本格的に輸入され始めたのは1990年代始め。

 

その後、韓国で日本向けの生産が急激に増えて

 

現在は輸入されるパプリカの6割~7割が韓国産となっています。

 

(*日本国内産は約2割程度)

 

 

 

ピーマン

 

 

 

ピーマンは明治時代にアメリカから輸入され始め、昭和12年の時点では

 

庶民にはあまり知られていませんでしたが、第2次世界大戦後の物が不足した日本で

 

ほとんどの野菜が国の統制を受けて自由に売ることができなかった時に

 

ピーマンが統制品目に入っておらず自由に作って売ることができたため、

 

一気に庶民に広がったと言われています。

 

 

スペイン語やオランダ語では(確かフランスでも)この種の野菜全般を ピメント(pimiento) と呼び、

 

これがピーマンの語源と言われていますので、海外ではパプリカとピーマンは

 

呼び方では ほとんど区別されていないようです。

 

 

 

それでは一体何が違うのでしょうか?

 

 

 

最も大きく違うこと、それは 栄養価 です。

 

 

 

味の違い 子供がピーマンを嫌いなワケ~

 

 

味の違い

 

 

 

未熟果であるピーマンには独特の青臭い匂いと苦味がありますが、

 

 

熟してから食べるパプリカではそれらが薄れ、甘さを感じられるのが特徴です。

 

 

 

熟な果実は、まだ熟していない(=良い種子を蓄えていない)自らが

 

動物に食べられてしまうのを防ぐ為に、苦味で身を守っていると言われます。

 

だからピーマンは苦いんですね。

 

 

この苦味子供がピーマンを嫌いな最大の理由です。

 

 

 

子供がピーマンを嫌いな理由

 

 

子供が本能的に身を守っている

 

苦味という味覚は、『体にとって有害=危険(毒)』と脳が本能的に認識する味覚らしく、

 

体も小さく毒への耐性が弱い子供はより敏感に反応するのです。身を守っているのですね。

 

 

 

子供の味覚センサーの数が大人よりも多い

 

もう一つ理由としてよく言われているのが味蕾です。

 

味蕾(みらい)とは、舌に付いている味覚センサーのことで、

 

子供は大人の3倍も敏感であると言われています。

 

 

だから、大人が苦くないと思っても

 

大人:「ほら、食べてごらん。」

 

子供:「ん、やっぱり苦い!」

 

となる訳ですね。

 

 

ですから、子供がピーマンを嫌いなのは当然と言えるのかもしれませんね。

 

 

実際に 「ウチの子供はピーマンが嫌いで今まで食べられなかったけど、

 

ここのパプリカは大好きと言って食べてくれるのよー!」

 

と言ってくださるお客様が多くいらっしゃいます。

 

 

手間ひまを掛けて大切に育てるからこそ出来る

 

肉厚ジューシーで爽やかな甘さ

 

美意識・健康意識の高い女性からだけでなく、子供たちからも人気の理由!

 

 

 

 

栄養価の違い

 

 

パプリカとピーマンの違いとして、もう一つ大きなことが栄養価の違いです。

 

パプリカの栄養素は多くの項目でピーマンより何倍も高い数値となっていて

 

例えば

 

β―カロテン当量(ビタミンA)

 

ピーマン ― 400 ㎍  パプリカ(赤) ― 1100 ㎍  (2.75倍)  を始めとして

 

ビタミンB1(2倍)、ビタミンB2(4.7倍)、ビタミンB6(2倍)

 

葉酸(2.6倍)、ビタミンC(2.2倍)となっています。

 

 

特に ビタミンC については、非常に高い数値となっていて

 

それはなんと、ビタミンC の代名詞 でもある レモンの 3.4倍 なんです!!

 

( レモン = 50㎍  パプリカ(赤) = 170㎍  )

 

 

(参照)文部科学省HP日本食品標準成分表 – 野菜類 パプリカ(赤)は11ページ

 

(参照)文部科学省HP 日本食品標準成分表 – 果実類 レモンは4ページ

 

 

パプリカはまさに、ビタミンCの王様 ですね!

 

 

また、パプリカには強力な抗酸化力を持つカロテノイドの一種 カプサンチン が含まれていて

 

善玉コレステロールの増加動脈硬化の予防を始めとした様々な効果が期待でき、

 

さらには、近年 抗発がん作用を持つ という研究結果が示されたことで、その効果も非常に期待されている野菜なんです。

 

 

さあ、みんなでパプリカを食べましょう!

 

 

 

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